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2008年3月30日 (日)

味菜便り―イノブタ編―が届きました!

いつもハッピーポークでお世話になっている味菜自然村から味菜便りが届きました。

今回の話題は、先頃誕生したイノブタちゃんと養豚の現在。いろいろと考えさせられる内容です。以下、転載しますね。

味菜豚便り        平成20年3月28日
すっかり春らしくなり、我が家の周りも木蓮が咲いたり、水仙、つつじも蕾が膨らんでいます。桜も山桜が咲き出しました。

春といえば、我が家の豚たちも2月から出産が相次ぎました。そして味菜自然村ならではの、イノブタも何と13頭も生まれました!!頭のいい豚で良く散歩に脱走していました。竹林の下は沢になっていましてそこまで時々遊びに行っていました。その中の1頭のメスがイノシシと交尾していました。自然界の動物と家畜が交尾することなどありえないと思っていましたが、このメスはとても従順なおとなしい雌で交尾に応じたようです。

何時生まれるかと早くから産室に移して待っていましたら3月24日朝うまれていました。何時もと同じ夜中に産んで朝見に行きますと13頭の小さな命がおっぱいに吸い付いていました。その姿はなんとも感動的で母親は偉い!と誉めてあげました。人間で言えばまだ高校生くらいの雌でしたがしっかり母親をしています。おっぱいの配列が悪くて13しかありません。目一杯産んだことになります。何時もおっぱいにありつけない豚が鳴いたり大騒ぎしますが今回は随分おとなしくて静かです。小さい体でんもう歩き回っています。3日間くらいはずっと母親のお腹にくっついておっぱいをしゃぶっていましたがもう5日目には母親から離れて興味しんしんに歩いて回っています。2月に生まれました19頭の仔豚たちは母親が放牧場に帰り離乳しました。餌を元気一杯食べています。

仔豚たちには毎日佃煮用の板海苔をどろどろに煮て餌に混ぜて食べさせています。たんぱく質の補充とミネラルの補充にと思っています。美味しいのかものすごい勢いで食べます。お腹もパンパンにして満腹なのでしょうがまだ欲しがります。1日1回の餌が楽しみな仔豚たちです。午前中は毎日草を食べます。我が家ではクローバーやライ麦、アルファルファ、蓮華草などを栽培しています。草をたくさん食べてしっかりミネラルを取り込んで元気な豚に育ってほしいと思います。

元気一杯の子豚は遊んでやりますと最初は甘噛みですがいつの間にか本気で噛んで息子など傷が付きました。たたいて教えていますがまだ良く分っていません。普通の養豚場では歯を切ります。ですから尖っていませんから大丈夫ですが我が家はそのままです。尻尾を切ったり自然ではない姿の養豚が普通になっていますが、我が家では人間がいただく命、自然のまま元気に育てることが私たちの使命です。

2月の寒い時期に出産させて本当に我が家流の醗酵床で寒さをしのげるか心配で2頭同時に出産させて、今回は一匹もかけることなく19頭が育っていますので、子豚を売ることにしようと息子と話し合いましたが考え込んでしまってます。大規模養豚場は子豚をどんどん買い、餌を食べさせてすぐに太らせて販売しています。運動もさせず衛生環境も劣悪。ハエ、カラス。診てられない状況。仔豚たちが可哀想で悩みます。私たちが経営を成り立たせるためには子豚を売り収入に換えることは大切です、売りたくないと言う息子を説き伏せています。3ヶ月になり予防注射をして出すことになります。

我が家では予防注射は致しません。不潔な豚舎では仕方がないことなのでしょうがそのお肉を人間が食べることを考えると、いかがなものか、、、考え込みます。出産も陣痛促進剤を使い、昼間出産させます。大体豚は115日から118日で出産ですが、初産は遅くなります。それは人間も同じです。人間の都合で日数が着たから産ませる。その出産は辛そうです。先日たまたま、黒豚を飼育しておられる方のところに見学に行き出産の最中で、2人がかりで出産させていました。生まれた子豚は綺麗にふいて、電気が入った小さな箱に入れます。3時間ごとに出して母親のおっぱいを吸わせます。難産で子豚が出てこないときは子宮に手を入れて取り出すそうです。我が家では考えられない状況です。

我が家では何時も朝産室に行きますと生まれていて、仔豚たちは皆母親のおっぱいにすがり付いています。胎盤や後産がありますが、母親は安静時間が過ぎると立ち上がり食べてしまいます。本能でしっかり自分でうまくお産をします。

日本の養豚経営は昭和40年ころから急速に変わり大規模化して、配合飼料で飼う、省力多頭飼育経営が主流にました。何千頭もの豚が飼われるわけですから病気が蔓延していたり、清潔を保つことも出来ずに飼われています。本来豚は清潔好きで、糞をする場所と眠る場所を分けて生活します。たくさんの豚を一緒に飼いますとそれも出来ず汚い中で本能も無視された形でただただ餌を与え続け太れ太れと育てられます。運動もせず人間が命を頂き健康になる食べ物ではなくなっています。安ければ良いと言う、消費者の願いはこんな形で生まれます。

ヨーロッパでは「家畜福祉」といい、家畜の飼育にも福祉の考えを取り入れられています。国もしっかり支援、助成も行っています。日本もいずれその方向に向かわざるを得ないのですが、国の動きがあまりにも遅いこちが不満です。生産コストがかさみますから、当然高いお肉になります。先日毎日新聞で家畜福祉型養鶏をしておられる方のお話が載っていました。埼玉県寄居町ナチュラルファームさんです。養鶏場の概観はまるでロッジ風。コストをかけてゆったりと飼育。ドイツから建設技師を招いて建てたそうでその費用何と1億円。家畜福祉はまだまだ実験段階ということですが、我が家の息子が願う養豚も、福祉型であることは間違いありません。ただ、経営となるとそこまで評価をしてくださる人がどれだけいるかということです。自己満足の段階でしかありません。しかし、その方向は間違いはありません。彼が目指す養豚をしっかり支えてやりたいと思っています。是非皆さんも応援していただきたいと思います。そして、皆さんの目で確かめていただきたいと思い、見学にお出でくださることを心から願っています。

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コメント

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投稿: BurrisSofia19 | 2011年8月25日 (木) 21時53分

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